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詩/川柳/詩画集

川柳詩画集詩
               川柳




























































元旦や スズメ着たまま 年を越し
喜んでと 笑顔で答え 困ってる
マスコミはみんな正義の人なのか
ゴシップで 家族食わせる 人の群れ
党派別 聞けば正しい人ばかり
裁く方 貴方の欠点 何ですか
正論がいくつもあって 喧嘩する
ご尤も でも人相が チト悪い
御馳走も 悲しからずや 長話
乾杯の挨拶あまり長くてコップ置き
 
  コップ置き 乾杯の挨拶 聞いている
月並みの挨拶 次もその次も
次ぎ次と 挨拶長く時計見る
ミスキャスト 乾杯の挨拶 とめどなし
熊になり 冬眠したいよ この不況
冬雀 お前 ボ−ナス貰ったか
冬雀 ボ−ナスなくても 元気だね
枯れ野原 コスモスさんは 何処ですか
日だまりで キリギリスさん 呼んでみる
冬の雲 あの人無事でいるのかナ
小さい花 心のリボンつけて 贈ります
これ人か 音たててガム噛んでいる
人か猿か 顎かたかたと ガム噛んでいる
ひたすらに ガム噛んでいる 類人猿
気が弱く 清く悲しく 生きている
出過ぎです 悪ふざけしている 芸能人
悪役が 負けてしまうの TVだけ
この人は 何でTVに よく出るの
胸元に つい目が行くよ 男だもん
触りたく なるように見せているけどナ
 
  冬星座 病院の灯を見つめてる
冬星座 病院の上を覆いけり
満天の星 病院の上を覆いけり
振り向けば 病院の上 冬星座
富めるよりは 貧しきものよ 冬星座
全天の星空 貧しき者の為にあり
満天の星 貧しき者も 生きている
満天の星 愛する者と 共に在り
立ち小便 風向きをみて するんだよ
こりゃいかん 風向き見ずに 立ち小便
向い風 立ち小便の 終るまで
もうしない 向い風での 立ち小便
犬猫の 類か車中でいちゃつけり
人前でいちゃつく顔か 一番(ひとつがい)
車中放飼 交尾期の若者 いちゃついて
時も場所も 見えずいちゃつく 雌と雄
無実です トックリ下げた タヌキ言う
外国に やる金あるなら 俺に呉れ
嗅覚が 底辺だけのひと 嫌いです
全員が ここだけの話を知っている
 
  枝ごしの 冬空遠く 人想う
木末から 冬雲遠く 人愛す
暮の訃報会ったばかりの人なのに
知らなくて いいことだって あるのです
答え無くて いいことだって ありますよ
ホントでも 騒いだところで どうするの
美しい 嘘というのも有るのです
美しい嘘と汚い真実とどっちがいい?
嘘でもね人畜無害ならもいいのです
あの人がね 恋してるってイイじゃない
安酒場 聞けば上司は バカばかり
通夜済んで 家まで続く 冬星座
不倫とは出来ない人の言う言葉
 

大畑善夫 ホームページ