じゅん(草かんむりの下に専に似た字を書く)菜
睡蓮科の多年草で古代からある高級食材です。現在は秋田や新潟で生産されているということで高価なものです。
スーパー等の店頭では売っていませんが、通信販売で取り寄せると一握りで1000円くらいします。食べ方は酢の物、
又は天ぷらと言うことです。この貴重な食材が半世紀前黒浜沼にもあったという言い伝を聞き、この度、休耕の田圃に
甦らせることにしました。
技術指導は東京都中野区にある山本海水養魚研究所の仲村さんというユニーク(とりあえず利害無視で、何かやり始める方、
やっている方をユニークということにしています)な方で、都内の方なのにわざわざ過疎の栃木の葛生の田圃を借りうけ
5年前じゅん菜を植えた方です。その後じゅん菜は順調に生育し、本場、秋田や新潟のものにひけを取らず繁茂しています。
じゅんさいは貴重品で計画的に栽培すれば稲作の5倍の収益がみこまれるとのこと、詳しいデーターまで作って地元から注目
されています。
じゅんさい池には大きなオマケがあります。完全無農薬が条件なのでタニシやメダカが繁殖します。ホタルが自生する最適の
環境なのです。
そばの竹藪にはいつの間にか消息を絶った馬追い、くつわ虫、鉦たたき、草ヒバリのゾーンもつくります。これには地元の
小船さんという虫プロ(手塚プロではない)の方がひとはだぬいてくれます。
人件費は黒浜沼の魚を守る会(魚以外も面倒みちゃうのだ)の5〜6人のスタッフが無償でやりますが、掘削のための重機代
とか、じゅん菜の苗代とか最低限度の資金がいります。そこで(株)主を募ることにしました。一口5,000円、 配当は
2年後から増えたじゅん菜を一握りづつ差し上げます。5年くらいで元が取れるかもしれません。それに、季節によっては
クツワムシやウマオイの鳴き声が聞けます。株主を募集しています。
鮒村鯉太郎 事務所 取り次ぎ 大畑善夫