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黒浜沼の魚を守る会

感謝状黒浜沼の魚を救う集い顛末期じゅん菜株券



 きっかけ

 黒浜沼の魚を救う集い顛末期

  蓮田市を2分した激しい市長選が終わり、2ケ月が過ぎようとしている平成10年6月のある夜のことでした。
  電気屋といっても、,私の電気工事業とは一枚畑違いの電子機器関係の泉川氏と雑談していました。
 「こんな狭い町で町を2分する選挙ってのは気が疲れるね」
 「身の回りのことでみんなが楽しめるようなことがいいな」
 「そうだね。生臭くないのがいいね」
 「魚のことだけど、生臭くない話があるよ。まもなく梅雨が明けるけど、そこの黒浜沼、例年酸欠で魚が累々と
 死ぬね。どこにいっても魚の死骸に蠅がたかり、よく死に絶えないと感心するよ」
 「湧水を作っていた林が無くなり代わりに生活排水が流れ込み、雨水の希釈水が無くなる夏がくれば当然の
 ように酸欠になる理屈だ」
 「ずいぶん前から公園化の計画もあり、いろいろな団体があって、沼の汚染を防ぎ周辺整備をしようとしている
 ようなので、何時かは何とかなると思うけど、とりあえず今年も梅雨明けに魚が死ぬね」
 「昔、駆け込み寺というのがあったでしょう。世の中の大勢を変える大変だけどそこに駆け込んできた人だけは
 何とかなるというの。沼全体を浄化するのは大変だけど、少なくもその一角に来れば酸欠から救われる場所を
 作ったらどうだろね。俺30年以上魚飼っているけど狭い水槽の魚はブクブクで生きているからね。
 どこかで使っていないコンプレッサー見つけてきて沼の一角にエアを送ったらどうだろ、少なくもそこにいた
 魚は助かるぜ」
 「他の場所にいる魚にも、知らせる必要があるのではないかな」
 「水中に誘導灯みたいな矢印付き案内看板をつけるの」
 「そう」
 「でも魚は字が読めないんじゃないかな」
 「そんなもの無くても魚心あれば水心というじゃない。何となく寄ってくるよ」
  夜の10時頃でしたが、ちょっと場所を見て来ようか。ということになり気の早いことに二人は10分後
 弁天様の下の沼岸にいました。うまいことに近くに電柱があります。善は急げ、次の土曜日に下調べをしよう。
 と言うことになりました。
 「ところで、二人だけではさびしい。せめて仲間が5、6人欲しいな。いい年して冗談に乗りそうな人や
 こういうことに一緒にどろんこになれる人がいいな」
 「明日、○○さんと○○さんに話してみるよ。あの人達なら乗ると思うよ」
 「俺は一応正式なところを確認しておくよ。沼の所有者、管理者には一応ことわっておく必要があると思うし、
 意図を誤解ないようにビラを作っておくよ」
  翌日市役所に問い合わせたところ、沼の管理者は「新堀土地改良区」であることが分かりました。
  理事長さんを訪ね、この計画には善意とジョークの実験的行為で関連団体の参考データーにしてもらえばと
 考えている人畜無害の趣向であること伝えました。
  理事長さんは個人的にはいいと思うが、一応近く開かれる役員会で話すということになりましたその後近くの
 役員の方から役員会においても了解されたことを知らされました。

 即実行

  6月27日(土曜)とりあえず実行班に集まってもらうことにしました。私と泉川氏、沼のそばに住んでいて
 沼の事情に詳しい中野信治さん、新井進さん、大工さんの菅野孝吉さん達で杭打ちをしました。
  柔らかい沼のほとりに何をするにもまず杭が要ります。どの辺でどのくらいもぐるものか。やってみなければ
 分かりません。湿地で腐らない杭として、普通考えられるのはコンクリート柱、若しくは防腐剤を注入した
 木柱が考えられますが、松材は何十年も持つと言うことも教えられました。但し予算がないこと、実験なので
 あり合わせの木柱を利用することにしました。約3メートルの木柱は沼岸で2メートル位潜りました。
 菅野さんが脚立に乗って一段一段降りながら、大ハンマーを打ち込みました。不安定な足場のせいで、一度
 大ハンマーがはずれ沼にささり、危うく菅野さんも沼に飛び込みそうになりました。何事もやってみなければ
 分からないものです。
  とりあえず4本打ち込んだ杭から何点かの学習効果を得ました。次回ポンプ小屋の基礎杭の程度が推測された
 こと。このやり方で2本ずつ杭を打ち込みながら進んで行けば、沼を横断する木道を作ることも可能なこと。
 4本の周りを網で囲えばポンプの給水源として大きなゴミの防護が出来ること。
  沼の仕事は舟があれば作業が安全で能率的です。たまたま中野信治さんの知り合いの吉沢清さんが舟を貸して
 くれました。大助かりです。舟は意外なことに沈めてありました。初めて知ったことですが、この種の舟は
 岸近く繋いで、水面すれすれまで水を入れて保管してあるのです。ただ沼岸に係留しておいたのでは、無断で
 使われるということだけではなく、事故があった場合の責任問題が問われるかもしれません。保存状態も水中に
 あったほうがいいとかいうことでした。成る程。
  4本打った杭囲いの中に足場を渡し、あり合わせの工事用の排水ポンプを設置してこれはこれで役に立ちそう
 なことを確認し取り外しました。
  7月11日(土曜)
  いよいよ本番、前回のリハーサルでおよその必要な人でが分かったので来てくれそうな方2、3人増やしまし
 た。お林自治会の松本末蔵さん、菅野さん、泉川さんと久保田忠雄さん、中野さん。
  私案による特注の高札とポンプ小屋の木材を関根工務店(株)の関根康夫さんが提供してくれました。
 ポンプ小屋の基礎となる4本柱が足りそうにないので、Y氏の裏に積んである廃材から角材を1本貰って
 きました。
 (株)旭建築設計事務所の渡辺周治さんは泡発生装置を浮かべる為のペットボトルを多数集めてくれました。
 遺憾ながら、このペットボトルは沈む筈のビニールパイプ製の発砲装置が逆に浮いてしまう事が分り大半無駄に
 なりました。逆に沈めるための重量ブロックをさがしにいく、というハプニングがありました。誰が悪いのでも
 ありません。誰もこのカンタンなことに気がつかなかったのです。結果論からいえば馬鹿げたことでも全て予見
 するということは難しいことです。
 (株)共栄設備の稲橋栄さんはビニール配管の接続の技術指導に顔を出してくれました。
  設計図なし、配役区分なし、挨拶無しのぶっつけ工事が始まりました。集まった人がそれぞれ意見を
 出しながら半日でポンプ小屋が出来ました。本職の大工さんがいるので少ない材料で手際よくポンプ小屋が
 出来ました。思いがけなく舟が借りられたので、泡の発生装置は沖に設置する事が出来ました。
 「何をしてるんだい 」
 釣りに来ていた人がいました.。
 こうこうこういうわけです。趣旨を説明すると
 「そりゃいいことだ。俺も一口のるよ ここにはしょっちゅ来ているんだ」
 「そりゃ もう 御奇特なことで 一口3000円ですがいいですか」
 思いがけなく笑いながら一万円出した方は今井和夫さんという方でした。
 一口3000円なので3口頂くことにし、1000お返し領収書と鮒村鯉太郎の感謝状をお渡しいたしました。
  ビニールパイプを加工した4ヶの泡の発生装置をヘデロ層から離れた水位に設置し電源スイッチを入れると
 4ヶ所の水面からブクブク泡が立ち上りました。実験成功です。初めて宇宙ロケットを打ち上げた心境でした。
 実行班一同乾杯しないわけにはいきません。近くで昼飯を兼ねて祝杯をあげました。

 試行錯誤のその後経過

  泥縄式に始めたことなので、様々の方の様々なアイデアをお聞きしました。当事者自身にしてもやりながら
 気が付くこと次々と出てきます。
  数日経つと4ヶ所の泡は2ヶ所になっていました。
 「何故だろう。目ずまりかも知れない」
 「1ミリの穴では小さすぎたのかも知れない。 次の休日に引き上げて調べてみよう」
 「いずれにせよ コンプレサーは時々停止するので穴の径は2ミリにしよう。目つまりの可能性がなくなる
 だろう 」ということで次の日曜日引き上げて穴を大きくしました。今回はここによく釣りに来て鯉太郎の
 遠縁にあたるという、久保田忠雄さんが応援に駆けつけてくれました。この方は昭和61年4月末頃この沼に
 一度無くなってしまった菱を千葉県の印旛沼よりバケツに一杯持ってきて増やしてくれた奇特な方です。
 それが現在の鬼菱です。
  穴あきのビニールパイプを引き上げて分かったこと、ヘデロの中に沈み、そこから泡がでるほどのパワーが
 ない事がかりました。少し心配はあったのですが穴のサイズを2ミリにあけ変えました。
  今度はブロックを半分にして、しっかり固定しヘデロ層から十分離隔をとり電源スイッチを入れました。
  泡は1ケも出ませんでした。コンプレッサーには異常はありません。原因はすぐ判明しました。
 穴の径が大きくなった為、全てに圧がかからなくなったのです。止むをえず発泡装置を2台にしますと盛んに
 泡が出ました。この状態で4ヶ所から泡を出すにはコンプレサーのパワーアップが必要です。予算がないので
 新品は初めから無理なことです。どこかに2馬力3馬力程度のあいているコンプレッサーがないか、その後
 こころあたりを探しました。
  中古品を安く売っている店にもいきました。何台もありましたが最低7、8万とのこと
 「あ そう」
 と帰ってきました。

 発泡装置から噴水装置へ

  そのうち(噴水なら かっこいだろうな)
  と気が付きました。あり合わせの排水ポンプで沼岸の水を吸い上げ放出口をつぶして散水はしていますが、
 このあり合わせの排水ポンプは揚程(水を押し上げる力)がないので噴水装置としては難があります。
  せめて家庭用の散水ホースくらい出たら考えました。共栄設備の稲橋さんにうまい出物はないと問い合わせ
 ますと、浅井戸用のポンプを見つけてくれました。
  早速このポンプを据え付け20メートルのビニールホースを沼に引き出し、沼に竹をさしてヘッドを取り付け
 ました。出ました。但し家庭の水圧の半分くらい。噴水というより 「小狸が寝転がってしたショんベン」に
 近いものでした。その点チョット残念でしたが、とにかく泡と違い水面に上がっていると目立ちます。ある夕方
 どういう訳かその近くに魚が集中的に集まっているのには、いたく関心をそそられました。魚は酸素というより
 水面を叩く水音が好きなのかもしれません。
  毎日眺めているうち、せめてこの倍くらいは出したいと思うようになりました。殆どの方が好意的な目で見て
 くれますが「なんだこりゃ」と冷笑する方もいなくはありません。予算があって新品で設計できるのなら苦労は
 ありません。ポンプのカタログを眺めメーカーに問い合わせ機種については分かりましたが問題は予算です。
 思いがけ無い多くの方からカンパを頂きましたが、20数万の予算のお金です無理です。奇特な方からタダ、
 または寸志で借りられる方法しかありません。
  幸い2社から申し出がありました。2馬力で揚程17mの渦巻きポンプが一台。配管工事に費用がかかり
 ますがこれはものになりそうです。
  もう一つは共栄設備の社長から注文流れの水中ポンプが2台あるが利用できないか 。という申し出が
 ありました。
  ご厚意はありがたいのですが。吐出量が毎分150リットルは、いいとして揚程が6mというのが気に
 なりました。但し重量もサイズも片手で持てるます。吸い込み管工事なし、吐出管の配管工事が簡単です。
 これなら二人で出来ます。やって見ようというということで、とりあえず上部の50ミリのキャップに3ミリの
 穴を12くらい開けました。テスト水圧を掛けますと、すぐ詰まってしまいました。4ケだけ穴径を大きくして
 本番ということにしました。竹竿を沼岸から30mくらいのところに2本差しポンプ吊しました。
 スイッチオン 予想以上の結果でした。高さ5メートル位の朝顔状の噴水が水音をたて吹き上げました。
 大成功です。第2号噴水「朝顔」の誕生です。
  これなら「なんだ。こりゃ」とバカにされないで済みそうです。こうなると水面でブクブクしている
 発泡装置はインパクトに欠けます。沼岸から汚水を吸い上げて横向きに水を吐き出している排水ポンプも
 同じ事で電気代が嵩むだけです。どういうわけかアメンボに好まれていましたが、撤去することにしました。
  第2号噴水「朝顔」の噴き上げぶりに暫く見とれていましたが、どうせならも一つ欲しいなと思いました。
 何事も対の方がいいです。その後1週間もせずにもう一台設置しま.した。水の噴き出し口が違うので噴水の
 形が違います。第3号機は「鉄砲ゆり」と名ずけました。
 暫く見とれていましたがどうせなら一つ欲しいなと思いました。何事も対のほうがいいです。その後1週間も
 待たずもう一台設置しました.。8月20日(木曜日)記念すべき日でした。

 浮島のこと

  噴水設備と並んで沼の表面に、2ヶ所4メートル四方の水草の浮島があります。これを作った経緯は沼の水を
 きれいにする方法として、沼のそばの中野さんから提案されたものです。水の底はヘデロで植物が生えないかも
 しれないが、浮草の下には魚が寄る。浮き草が水をきれいにするからだ。というのです。理屈にあいます。
 浮き草は風や波で散ってしまうので、散らないようにビニールパイプで4メートル角の区画を作ったものです。
 初めは布袋草のコーナーを作ろうと考えましたが大量の布袋草を集めるのは大変です。沼に生えている菱を
 かき集めて入れてみました。
  翌日になって観察すると枠の外に幾つかはみ出していました。菱は波によってビニールパイプバリアを
 カンタンにくぐってしまうのです。
  マコモなら簡単に出られまいと、その後はマコモを集めて入れてあります。この浮島は予想外に水鳥に
 好まれました。パイプの上に止まったままの水鳥がいます。下に集まってくる魚を狙っているのです。
  魚のためには迷惑なことですが、バードウオッチングとしては好条件です。沼岸近くの島に安心して居を
 定めたので一つ一つの動作がよく分かります。
  当初は魚の酸欠問題から始まったことですが、脇道が広がり、ついでに鳥の面倒もみたくなりました。
 カルガモの親子が一列に並んで泳いでいるのもほほえましい光景です。
  とおもっているある日嫌な光景を見ました。釣りに来ていた親子ずれのうち中学生くらいのこどもが
 パチンコで浮島に遊んでいるカルガモを撃っていたのです。
 「人間を信用してそばにきているのにパチンコで撃っては可哀想だろ」
  そばに親がいましたが注意しました。一応うなずいてやめましたが考え無ければなりません。
 ( 危ない 危ない)
  翌日カルガモに気に入られた4メートル角の浮き草の島も岸から遠ざけました。
 現在浮島は2ヶ所あります。すべて対のほうが見た目にいいし、鳥に気に入られています。管理上、最初に
 作った口径75ミリのビニールパイプ製のものを第1サテイアン、口径50ミリで少し安く作った方を
 とりあえず第2サテイアンと呼ぶことことにします。
  当初は魚のことだけ考えていたのですが、カルガモ、カイツブリ(通称モグッチョ)ガン、サギ、アオサギ、
 バン、セキレイ、鵜、いろいろいます。魚のためにいいということは鳥も餌が増えることで歓迎しているよう
 です。
  更にこの長雨で気が付いたこと。幾ら水鳥とはいえ雨は好きでないだろう。物陰があればそこに身を寄せたい
 のではないだろうか。浮島に屋根付きの止まり木をつくったらどうだろう。特に雨の夜は心細いのではないだろ
 うか。とよけいなおせっかいを考え第1サテイアンにビニールトタン製の雨よけドームを4ヶ設置しました。
  設置後2日位罠か何か怪しげなものと警戒され、近かずかなくなりましたが数日後雨よけドームは気にならな
 くなりました。ただ 折角つくってやったのに、ただ今のところ、その中には入ってくれません。
  次の計画は折角貸してくれた渦巻きポンプを動かして大きな噴水をあげることです。8月28日現在いま少し
 の工事を残しています。推定10メートルーは吹き上げそうなので 「ドドン4号」と名ずけています。
 但し2馬力ですので電気代が現在の倍以上になりそうです。コイン投入式にして100円を入れると1分間
 噴き上げるものにするつもりです。1分間の電気代は10円もしないので利用して貰えば維持費のタシに
 なります。

 ミニ「ナチュラルゾーン」の提案
  
  ブクブク装置から噴水、浮島、いろいろやっているうち気ずいたことがあります。
  第2号噴水を工事しているときでした。空き缶、空き瓶、ビニールなどマナーの悪い人の捨てたもの拾い
 集めているボランテア団体の方と逢いました。また沼の自然を守る会の人ともふれ合いました。大きな輪の中で
 それぞれが協力出来るはずだと思いました。目的が人でなく、黒浜沼の自然を大事に保護し生き返らせる事、
 それが主目的にしているひと達であれば幾ら団体の数があっても輪が大きくなるだけです。
   そこで考えたことがあります。大きな予算を待たずとりあえず休耕している田圃のいくつかを市で借り上げ、
 ハスだけでなく、クワイ、菜の花、レンゲ畑、アヤメ、ショウブ(これについては現在あるようです)そして
 見た目に華やかな花壇よりも湿地帯の植物ゾーンなど四季で楽しめたら良いと思います。これはヘデロの沼を
 改善するより安価で早くできます。
  その他汚染のため絶滅した魚達が生きられるミニ水域をつくることも比較的低予算で出来す。
 一つは今なお清水のでる場所がありますので、そこに保護水域をつくことです。
  もう一つは簡な浄化装置を作ることです。私案ですが木杭で囲いを作ります。そこに現在産業廃棄物に
 なっている枝や竹の枝を束にして入れます。その上に排水ポンプで汲み上げた沼の水を散水します。
 E.M菌なども使うと更に良いかもしてません。枝や竹が汚れ腐ってきたら燃やしてしまえば良いのです。
  汚染に強い鯉や鮒だけでなくタナゴ、クチホソ、ダボハゼ、メダカ、ワダカ、どじょう、沼エビ、カラス貝
 などかって生息していた生き物がまた見られます。この実験水域は沼の水も綺麗にする筈です。
  更に私の考案した「アベコベ水槽」を使えば鑑賞道を散策しながら魚の側面がみられます。
  植物がいて、魚がいて、鳥がいて、昆虫がいて人間も御邪魔しているというのがいいのでは無いでしょうか。
 現在の黒浜沼汚染されているとはいえ10種類以上((専門家の方の話では100種類)かたのの鳥類が棲息
 しています。皮肉なことに公園として整備された近くの公園の池には数羽しか水鳥がいないという事です。
  今後どの様な形で公園化が進められるかわかりませんが、既存の自然環境を生かした形が理想的だと思います。
 大きな予算がついて大開発をすると遊園地にはなりますが、鳥も魚も昆虫も姿を消すと思います。
 地域の人が心の安まるゾーンにはならないと思います。
   行政の方がこのあたりを熟慮の上、黒浜沼について予算計上をし、周辺住民の意向くみ、効率のよい対応を
 とられことを希望します。
  「黒浜沼の魚を救う会」は発案して3ケ月で67名の協力者をえて現在の設備を設置しましたお粗末とはいえ、
 それなりに見る人を楽しませ魚や鳥のためになっているはずです。1口3000円でカンパした資金は26万円
 ほどです。小資金の面、こういう事に関して意外と関心をしめす人が多かったこと。少数実行の素早い対応など、
 何らかの参考になればと思います。

大畑善夫 ホームページ